6.六日のあやめ
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
子供の頃から 遅れて咲いていた
六日のあやめと 笑われて泣いた
遅れまいとしたら 転んで怪我をした
十日の菊と あきらめて泣いた
やっと大人になったのに
変らないのが悲しくて
そうつぶやいたらあなたは
遠くを見ながら笑った
遅れて咲いても 花は花
実らなくっても 恋は恋
叶わなくっても 夢は夢
届かなくっても 愛は愛
ほら 一番星みつけた
子供の頃から 年寄りっ子だった
三文安いと 笑われて怒った
怒るまいとしたら 涙がこぼれた
母だけが笑った 明日天気になあれ
こんな私でもいいですか
変らないけどいいですか
そうつぶやいたらあなたは
また遠くを見ながら笑った
雲にかくれても 月は月
飛べなくっても 鳥は鳥
どこへ流れても 水は水
変らなくっても 君は君
ほら 一番星
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